2023年の振り返りを駆け足で(with シャラちゃん)

日常

年末年始という、このシーズンがまたやってきました。1年前の私の世界に、まだシャラちゃんは存在していませんでした。その後、私を取り巻く色々な流れの中で、大きく惹かれる流れがあって、そちらにフォーカスしているうちに新しい流れが生まれて、シャラちゃんが私の世界に入ってきました。

15年前に、子犬のクゥをお迎えした時とは違って、今年は犬生の約半分を終えたであろう大人のシャラちゃんをお迎えしました。生まれてこのかた一度も散歩経験がなく、ほぼゲージの中でたくさんの子犬を生んでは取られてを繰り返すだけの日々を送ってきました。

お迎え当日の食後、歯を見せて笑っています。

わたしと初めて出会った時も、その1ヶ月半前に出産したばかりでした。それが最後の出産となりましたが、6年9ヶ月も繁殖犬として生かされてきたなんて長すぎます。人間だったら、40歳まで狭い所に囚われの身でどこにも行けず出産し続けたことになります。そんなことってありますか?

うちの子になって10日後。お腹の毛が変色しているのは産後間もないため。

それでもシャラちゃんは生きててくれました。ですが途中で具合が悪くなって命を落とした繁殖犬も少なくないはずです。ゲージの金網の上で、足の指の間が血だらけになりながら7年近くも生かされているなんて…。自分だったらどうでしょうか?

うちに来た翌日のシャラちゃん。不安だったね。

命を売買して人間が利益を得る商売に、わたしは全く賛同できません。そのような行為を仕事にするのが他国のように違法になるまでの一定の期間はそれに先駆けて、心がある方には繁殖犬の拘束期間を自主的に2年程度に縮めてもらいたいと思っています。その分、それまでの間は子犬の販売価格を上げればいいと思う理由は、世の中には高くても子犬から飼いたい人もたくさんいるからです。

うちに来て2ヶ月の頃。前に進むことができなくて、2本のリードが必須でした。

ですからそれまでの移行措置として、「若い母犬から生まれた子犬」として高く販売して、その後は普通の家庭犬として過ごせるように、母犬に「短い間だったけど、今までありがとね。これからは普通のおうちで幸せになってね。」と感謝の気持ちを込めつつ、その子の幸せを願ってせめて2年程度で手放してもらえたら、と思うのです。強制的に社会からシャットダウンされる前に、自主的にできることをすることで、その後も不服感に浸ることなく穏やかに過ごせるんじゃないかと思います。

足元でスヤスヤのシャラちゃん(今月半ば)

そして早めに手放してもらった子たちの感謝の念が、違った形で財や豊かさを人間(ペットの繁殖を業にして生活を営んでいる方々)に運んでくれて、これから気持ちの良い素晴らしい人生が待っている気がしてなりません。

最近のシャラちゃん。「お腹きれいになったでしょ」

そういえば「振り返りを駆け足で」と言いながら、また入り込んでしまいましたね。スミマセン…。本当はもっと思うことがありますが、今日の所は年の瀬にちなんでこの辺で…。

今年の2月にシャラちゃんと初めて出会って、その後事態が急展開し、その月の20日にうちの子として正式に譲渡していただきました。シャラちゃんを保護したい一心でお迎えしたというよりは、わたしがシャラちゃんに惚れこんでどうしようもなくなってお迎えしたというのが本音です。

うちに来て4日後。はじめてトイレでおしっこができた日。

お迎えしてからのトイレトレーニングは、気長にやろうと思っていましたので、半年くらいはかかるかな?程度に考えていました。ところがたまに失敗はあるものの、2週間ほどで覚えてくれました。今は99%トイレでしてくれるのでとても助かっています。

人の話もちゃんと目を合わせて聞いて、理解してくれるので、頭のいい子なんだなあとつくづく感じます。と同時にこんなに知恵があるのに何年も過酷な条件で過ごすことを強いられてきたなんて、人間(ここでは命を売買している人のことを指しています)は動物にひどいことをしすぎです。シャラちゃんの当初の行動を見ていると、誰に聞かなくてもどんな生活を送ってきたかが見て取れました。

またまた「振り返りを駆け足で」と言いながら、入り込んでしまいましたね。スミマセン…。

それで、わたしのシャラちゃんがいる世界が始まったわけですが、猫のリマちゃんとは今では程よい距離感を保ちつつ、お互い空気のような存在になってきているようです。最初はリマちゃんはずいぶん怒ってしまって、お互いの距離が近くなると鬼の形相で「シャー」と言ってシャラちゃんを威嚇していましたが、相手が自分に危害を加える生き物ではないと悟ってからは大丈夫になりました。

もしかしたら、クゥが2匹の間に入って、仲裁役をしてくれたのかもしれません。クゥはリマちゃんともシャラちゃんとも会ったことはないけど、みんなこの同じ空間で過ごしていたし、過ごしています。リマちゃんとシャラちゃんも時々何もない空間を目で追っているのは日常茶飯事なので、その時はクゥがいるのかなあと思っています。

「こうやって白い壁を見ている時は…」
「クゥと交信してるよ。」

シャラちゃんをお迎えして10ヶ月が経過しました。お迎え当初、どんなことがあっても、わたしがこの子を責任もって幸せにする!という気持ちがふつふつと湧いてきたのを覚えています。もちろん今もその気持ちは変わっていません。変わってないどころか益々愛が深まっていってます。

ところで、数ヶ月前にブログ名を「うちのワンコと永遠に☆」から「うちのワンコといつも一緒☆」に、しれっと変更しました。シャラちゃんネタを書くようになって、このブログ名に少し違和感を感じていたので、ドメイン名に影響しない範囲で変更しました。今となってはこの方がクゥもシャラちゃんも両方いる感じがして、自分自身しっくりきています。

わたしが寝るのを待つシャラちゃん。

あと、クゥの月命日が20日なんですが、シャラちゃんをお迎えした日も20日で(狙ったわけではないのに)今年から20日は更に感慨深い大切な日となりました。

ペットたちの純粋さにわたしの犬猫愛はどんどん湧き上がるばかりで、要約して駆け足で書くのは難しく、一部ご紹介するのみとなってしまいましたが、来年はもう少し(理想は1週間ごと)頻度を上げたいと思います。去年も同じこと書いたような気もしますが(*^^*)

2023年12月下旬の夕焼け

マイペースで気ままなブログですが、来年も続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。皆様のワンコブログも楽しみにしています。どうぞ皆様良いお年をお迎えください☆

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