【心から感謝】気持ちに寄り添っていただき、涙しました。

愛犬の旅立ち

私の生きがいだったクゥ。かわいくてかわいくて仕方がなくて。どうして私の元を12歳5ヶ月で去ったのでしょうか。あの時ああしておけば、という思いは過去にさかのぼってどんどん溢れ出し、後悔してもしきれません。何もかもが後悔に繋がっていきますが、もうクゥがいた過去には戻れません。

クゥに似た犬がいても、それはクゥじゃない。私はクゥじゃないとどうしてもダメなのに、どうして今まで一緒にいてくれたクゥは、このタイミングでいなくなってしまったんだろう。誰に聞きに行けば答えを教えてもらえるんだろう。

心の状態が最悪になるのを止めてくれた記事

クゥが亡くなったその日の夜、私はペットロスに関する記事をネットでさがしていたのですが、たまたまなぜか引き込まれてしまう記事に出会い、家事をしている時も、お風呂に入っている時も、音声にして記事内容を聞き続けていました。ペットロスに関する話を聞き続けることが途切れてしまうと、自分がおかしくなってしまいそうだったからです。そしてその記事は、私の心の状態が最悪にならないようにしてくれました。

翌々日に告別式を行いました。夕方遺骨とともに帰宅しましたが、自宅リビングはクゥの荷物がそのままになっているにも関わらず、とても広く感じました。何もない、というか全然部屋の空気に動きがないのです。ただ、クゥの亡骸を自宅に安置していた2日間流していた音楽(胎教に良い音楽)が、まるで今も実際に流れているかのように、その後2日間くらい流れ続けました。不思議な現象でした。

その後、そのペットロスに関するサイトの中に「メールはお気軽に」の文字があったので、愛犬○○ちゃんと○○ちゃんの記事の掲載ありがとうございます、といったタイトルでメールをお送りしました。とても助けてもらったので、理由と感謝の気持ちを伝えたかったのです。

気が付けば、サイト主様にメッセージを送っていました

その時お送りしたメールが下記です。

「はじめまして。□□と申します。〇月〇日に○○様のサイトに偶然出会いました。私はその日の午前に愛犬のトイプードルの男の子12歳を亡くしました。思い返せば、あの時ああしておけばとか、悔やんでも悔やみきれない思いで涙が止まりません。

今日は、お寺さんで告別式を終えました。お骨になった愛犬を見て、また絶望的になったり、病院で苦しみながら息絶えた愛犬の表情を思い返しては、もう取り返しがつかない、自分はもう生きる価値がないと思ったり、今は悲しみのど真ん中にいます。でも、あの子の肉体的な苦しみに比べたら、私の精神的な苦しみなんて比べ物にならないと思い、感謝と懺悔の気持ちを忘れずに、あの子の存在をいつも胸に感じ、生きていきたいと思っています。

○○様のご経験を読ませていただきまして、亡き愛犬への思いや、行動の参考にさせていただきたいと思います。自分の頭から勝手に湧き出る思いだけでは、浅はかなため堂々巡りになってしまいそうで、○○様のお考えを読ませていただき、自分の中にも取り入れていきたいと思います。
次回の愛犬に関する記事を楽しみにしております。

すると、翌日返信をいただきました。

やさしいお返事

□□さん

こんばんは

メールありがとうございました。

愛犬を亡くされた辛いお気持ち、痛いほど分かりますので

なんと言葉をおかけしたらよいのか、言葉も見つからないことをお許しください。

私もいまだ苦しみからは脱していませんが、愛犬たちが傍にいることを感じながら、

愛犬たちに笑われないように、と前を向いて生きています

毎日、愛犬たちに声をかけながら、生前と同じ暮らしを続けています。

□□さんの愛犬トイプードルくんも、きっと傍にいて、□□さんに微笑みかけて

いると思いますので、どうか声をかけてあげてくださいね。

メール本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。お互いにがんばっていきましょう。

その後ろにあった深い悲しみ

後でこの方のサイトをよく確認させていただくと、何冊も著書を出されている著名な方だったのです。私は悲しみのあまり、そんな偉い方にメールを送ってお返事までいただき、なんという事でしょうか。ですが、こんな無条件にやさしい方からメッセージをいただけるとは、思っていませんでした。

実は、その頃この方も立て続けに愛犬を亡くして、まだ四十九日も迎えていない時だったのです。そんな方に私は逆にお気遣いいただいて、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。自分本位だったなと。お礼の気持ちを述べるなら、四十九日を迎えた後にするべきでした。

あと、メールのタイトルに、一番伝えたかった「ありがとうございます」をまずお伝えしたのですが、本文中には入っておらず、何回伝えてもいい「ありがとうございます」を一度しか書かなかった自分はなんて浅はかなんだろうと反省しています。

私はこれから、うちのクゥを思う時、その時心の支えになっていただいた方の愛犬2匹にも、手を合わせたいと思います。できれば、クゥと天国で会ってもらえるとうれしいなと思いながら…。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 

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