最近のマイブームの内の1つをご紹介します。それは、両目の上に蒸しタオルを乗せて、つかの間の幸せタイムを味わうことです。その時に、できるだけ頭の中を空っぽにするよう意識してから「次はどんな思考が流れてくるかな?」って意図的に自分に質問して、出てきた思考を俯瞰してみる練習をしています。
一体何をしているんだろうって思いますよね。これは一言では説明するのは難しいですが、ゲートテクニックというトレーニングの中ほんの一部を勝手に短くして、蒸しタオルタイムに試しています。これがとても気持ちよくって、ふわ~って顔の筋肉が緩みます(*^^*)
ゲートテクニックって何?って思われる方は、私が参考にしている本のリンクを張っておきますので、興味があればご覧ください。
話を戻しますね。「次はどんな思考が流れてくるかな?」って待っていると、その日はクゥとよく行った散歩道の映像が流れてきました。普通の道ではなく、人がやっと一人通れるほどの道で、犬の散歩か、小学生が友達と鬼ごっこしながら走っていくような、そんな道です。
クゥと一緒じゃないと通ることのなかった道が、頭の中に浮かんできたので、クゥとの思い出しかないい景色が流れてきてよかった、と思うと同時に、「クゥ、ママになんかメッセージ送ってよ~」って欲張ってしまいました。
案の定、何も返ってこなかったので、きっと私の思い方がよくなかったんだろうなと思い、落ち着いてから、もう一度クゥに「なんでもいいから、ママにメッセージ送ってくれたらうれしいな。」って伝えました。すると、今度は返ってきました。言葉ではなくで、イメージで返ってきたのです。

それは、クゥが旅立って初めての月命日に夢で見た状況と同じ内容が再現されたのです。その夢について書いた記事がありますので、詳しい内容は下に過去記事を貼っておきます。
「最終的にはママとこ帰ってくるから。」って今回も私に伝えてくれてうれしくて、あの時とは違う感情を抱くことができました。あの時は、「それってどういうこと?ねえもっと詳しく教えて~!」って正確にその意味を理解しようと、すがるような想いで深刻になっていました。あとから落ち着いて考えて、クゥからそんなメッセージがもらえて純粋によかったって思えるまで少し時間がかかったけど、今回は、ただただうれしい。目の上に乗せていた蒸しタオルが涙を全部吸収してくれました。
私が今いる世界と、クゥがいる世界の概念は全く違うから、「最終的にはママとこ帰ってくるから。」っていうのは、言葉を使ってうまく説明するのが難しいです。また再会できるっていうのもちょっとニュアンスが違うし、それ以上のもっと深い意味の、すべてを包み込むみたいなイメージの「帰ってくる。」だと思いました。

そう考えていると、うれしくてまた涙が滲んできたので、この話はこの辺で…。
ところで今日は何の日だっけ?って何度か考えていたんですが、やっと思い出しました。私が子供のころに飼っていた雑種犬トムの、30回忌でした。ここ数十年、命日に思い出してあげたことなんてあったかな?

トムが旅立った時と、そのちょうど半年後、夢で私に自分のことを教えてくれたことなど、遠い昔の夢なのに、今でも鮮明に覚えています。トムとクゥは性格と目がよく似ていて、私にとって今でも本当にかけがえのない存在です。
トムの30回忌に気づくことができてうれしかったです。それに気づかせてくれたのは、間違いなくクゥです。本当にありがとう。ふたりに感謝しています。
あと、トムとクゥの間に、ゴールデンレトリバーのリーがいました。リーはトムが亡くなって4年後に家族としてお迎えしました。リーと私は一緒に暮らした年月が短くて、思い出も少ないんですが、トムとリーは、命日が同じ日付なんです。リーがなくなったという知らせを受けた時、電話口で「え!トムとおんなじ日やん!」て叫んだのを覚えています。こういう偶然の一致って実際あるんですね。

トムとリーの命日を途中から数えることもなくなって、改めて数えてみたらものすごい年月が流れていて、そう遠くない過去のように思っていたのに、ずいぶん昔のことになっていました。
旅立った後は、(ペットであれ人であれ、お互いの幸せのために)早く忘れてあげた方がいいという説もあって、その深い理由に最近の私はかなり納得しつつあります。確かに私はあの子たちのことは、遠い昔に手放すことができています。だから、トムとリーは「ウチら、スッと自然に次に移行できてん。」って言ってると思います。

とはいえ、クゥのことが可愛くて大好きで、クゥに迷惑かけてるかもしれないけど、本心はまだクゥとの思い出をギュッ!と抱きしめていたい気分なのです。さすがにギュッ!はクゥも苦しいかな、ゆるフワくらいにしないとね。