ペットロスから立ち直ることを選びます【愛犬を亡くして7ヶ月経過】

愛犬の旅立ち

私はクゥを失って半年以上もの間、悲しみにどっぷり浸かり続けてきました。自分の気持ちをごまかしたり美化することなく、本音を吐露することが今の自分にとってもクゥにとってもそれが自然の流れなんだから、という想いがあったので、そのようにしてきました。

悲しみも尽きる頃になってきたね。おしまいにする?

今まで自分がとった数々の選択が、どこかの時点で間違った方に向かっていたのに、それに気づかず結果的にクゥを早めに天国に送ることになってしまったのだから、そんな自分が悲しみ続けるのは当たり前で、悲しむことが懺悔と供養になるはずという考えが、なぜか根底にありました。

「ママがずっと悲しんでいると、ボクも悲しいよ。」

先日、知り合いの女性がご自身の悩み相談のために、霊視できるお坊さんにお会いした時に、私のことも少し聞いてくださったとのことでした。「飼い主さんが、自分の闇の部分を吸い取ってくれたから愛犬が本来の寿命より早く旅立ってしまったとおっしゃっています。」などと伝えてくれたそうです。お坊さんはそういった話を聞いた後「飼い主さんにそのように思わせる犬は、数少ない徳の高い犬です。」とおっしゃってくれたそうです。徳の高い犬って…?

「え、ボクのこと?照れるよ。」

クゥは、徳の高い犬だったんだね。確かに、元気だった頃からそう感じることはたくさんあったけど、親バカ目線で見るからだと思っていました。ですが、お会いしたこともないお坊さんに霊視の結果「徳の高い犬」って言っていただいて、クゥにとってこの上ない栄光だと思いました。

「ママの親バカ目線!確かに~。でもうれしかったよ。」

思えばクゥは数々のお役目を引き受けてくれて、それを全うしてくれました。私たちのために人智を超えた力を発揮してくれたこともあったし、決してそれらは偶然の出来事ではなかったと思っています。

「生まれる前に、これをやりたいって決めて、ここにやってきたよ。」

ところで、ペットは亡くなったら動物の女神さまが中心にいる動物の国で、魂の家族と一緒に暮らすそうです。そして飼い主が寝ている時にちょくちょく会いに来ているそうです。しかも飼い主をサポートするために来るそうです。なんだかわからないけど今日は気分が軽いとか感じる時は、そういう時らしいです。

「ママが寝ている間に何度もそっと会いにきてるよ。」

ですが、飼い主がペットを心配したり悲しんだりすると、ペットは敏感だから「え!ママが悲しんでる…。」となってペットの方も悲しんだり心配したりするらしいです。そして飼い主がペットに対してあの時もっとこうすればよかったのかも、などと後悔したりすると、ペットの方でも戸惑ってしまうそうです。

「ママの気持ちと連動しちゃうんだ。」

先月、クゥがいなくなって初めてのクゥのお誕生日を迎えました。迎えることのなかった13才のお誕生日。12才のお誕生日の時には、全く予想もしてなかったのに、あれが最後のお誕生日でした。そんな悲しいクゥのお誕生日当日に、私は体調を崩してしまいました。

「体に気を付けてほしい、ボクからのお願い。」

うちには今はリマちゃんがいるので、悲しんでる私を見て、その悪影響を受けさせないためにも、クゥを思い出して悲しんだり後悔したりすることはこの辺で終わりにしようと思いました。

「あたちとクゥとママ自身のためにも、もう悲しまないで。」

先日、久しぶりの友人と電話で話をしている時に、「死というものを教えてくれたんだね。」と言われハッとしました。確かに、命の成長から息を引き取る時までの、生き物の一生とはどういうものかということを、私の周りの誰よりも、深く教えてもらいました。私がまだ経験していない命の最期というものを、この子が一番間近で教えてくれました。

「今更だけど、アゴについてるホコリ取ってほしかったな。」

私にとって、愛しのクゥからそれを学ぶには、つらすぎだったけど…。でもやはりクゥには感謝しかありません。教えてくれてありがとう。今までたくさんありがとう。

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