今日は5回目のクゥの月命日です。5ヶ月間、涙を流さない日は1日もありませんでした。ただ、確実に涙の量は減ってきました。もう涙と鼻水でぐちゃぐちゃになるまで泣くこともなくなりました。そして最近では、クゥは本当にこの家で一緒に暮らしていたのだろうかと考えるようになりました。
確かに、クゥとの思い出は私の記憶に残っているし、写真もあるし動画もあります。クゥの服やおもちゃ等、思い出の品々もほとんど残っていますが、クゥがいたあの夢のような日々は、全部ただのイリュージョンで、初めからいなかったのではないかと…。
実はこの地球に存在していること自体がイリュージョンで、生命を終えた時点で「目が覚めた!長い夢見てたわ~。」ってなるのかもしれないと思えてきました。魂が輪廻転生していく過程で、クゥもちょっと地球に遊びに来ていただけで、次は地球以外の星を体験するために、今度はどこにしようかなって準備している最中なのかもしれませんね。
クゥだけでなく、私もいつかは「目が覚めた!長い夢見てたわ~。」ってなるような、そんな気がしてきました。
これが現実だと思っていることが、イリュージョンだと仮定して、半歩後ろに引いた所から俯瞰して見ると、色々な感情に振り回されずにすみますし、今に集中できるので、この方法が最近の私のお気に入りです。
ただ、イリュージョンだったとしてもその経験から得られた幸せ感や気づきなど、思い返せば全部が自分にとっての宝物なので、私にとってそういう意味では消えることのない現実です。
とはいえ自分が肉体を被っている限り、この先ずっとクゥのあのかわいらしい肉体がなつかしいと思い続けるんだろうな。そんなことを想う5回目の月命日でした。